コーセー オンラインカウンセリングのプラットフォームを開発
2021.08.20
編集部
株式会社コーセー(東京都中央区/代表取締役社長:小林 一俊)は8月20日、DX(Digital Transformation)を活用した新たなカウンセリングの手法として、オンラインカウンセリング・プラットフォーム「WEB-BC SYSTEM(ウェブ ビーシー システム)」を開発したと発表した。
同システムは、オンライン接客の制約のなかでも、従来の接客カウンセリングのきめ細かさを再現したという。
また、カウンセリングの予約から商品の購入までを一連の流れでスムーズに完結できるようにした。
このオンライン接客の質を高めるために用意したのが「ビデオカウンセリング」と「チャットカウンセリング」。とくに「ビデオカウンセリング」は、化粧品特有の繊細な「色」や「質感」の再現性を高めることで、オフラインに限りなく近いレベルの高精彩な映像を実現したという。
オンラインカウンセリングを提供する専任の美容部員については、新たに社内公募を実施した。
その後応募者は、対面接客のスキルとは一線を画したオンラインカウンセリングに特化したカリキュラムの教育を受講。
実務としては、国内の東西2か所に設置した専用のサービス拠点から、全国の顧客を対象にカウンセリングを行う。
さらに同社は、このプラットフォームが同社美容部員の働き方改革にもつながるとしている。
たとえばそれは国内のサービス拠点から、全国の顧客に対して遠隔で接客をすることが可能であったり、ハイパフォーマーのカウンセリングの可視化や社内共有が可能となることだ。
なお、同プラットフォームは今後、同社ブランド「コスメデコルテ」において、「DECORTE Personal Beauty Concierge」のサービス名称で9月16日にローンチし、順次他ブランドでも展開、グローバルでも拡大していく予定だ。