コスメ特化のD2Cブランドプロデュースサービス開始 IT企業と化粧品OEM企業が協業

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2021.09.3

編集部

メディアレップ、アドプラットフォーム事業を手がける株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI/東京都中央区/代表取締役社長:目黒 拓)は8月31日、EC領域支援のワンストップサービス「Commerce Container」において、化粧品の開発・OEM製造を行う株式会社サティス製薬(埼玉県吉川市/代表取締役社長:山崎智士)と協業し、コスメカテゴリに特化したD2Cブランドプロデュースサービスの提供を開始すると発表した。

これは、ECマーケティング領域における知見や、広告プロモーションでの実績があるCCIと通販・D2Cブランドに特化したOEMサービス(開発~製造)での実績を持つサティス製薬が共同でD2Cブランドプロデュースを行うことで、ブランドの立ち上げからバリューチェーンの構築までを支援していくというものだ。

具体的には次の施策・サービスが提供される。

・戦略策定・事業計画
・化粧品商品企画(化粧水、乳液、美容液、クリーム、クレンジング、石鹸、洗顔料、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、ゲル、リップ、フェイスマスク等)
・ShopifyなどクラウドECサービスを活用したオウンドECの構築、運用
・Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング/PayPayモールへの出店支援、運用代行
・WEBメディアプランニング
・ソーシャルメディアアカウント運用、インフルエンサーの活用
・受注管理、物流配送、カスタマーサービスを含めたフルフィルメント対応…など

両社がこのサービスを開始したのは、「化粧品のEC化率は2020年時点で6.72%と物販系分野の全体平均8.08%を下回っており、今後EC化が進んでいく市場と見込まれている」ことが背景にある。

また、コスメビジネスについても「インフルエンサー等の個人の起業はもとより企業の新規事業まで様々な規模でD2Cブランドの立ち上げに関する事業検討がされている一方で、ブランド戦略の立案から商品の開発・製造、集客、物流まで多くの知見が必要」といったこともある。

CCIは、この事業で、ローンチされた製品を定期解約率やLTV(ライフタイムバリュー/顧客生涯価値)を元にデータドリブンにアップデートをしていくことで、早期のプロダクトマーケットフィットを目指すとしている。

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