美容室の口コミサイト「ヘアログ」を運営する株式会社ノーマリズム（東京都目黒区）は、9月8日、全国の20代～50代の男女を対象に、美容室で施術にかかる時間についてどのように感じているかをアンケート調査をした結果を発表した。

調査はまず、「施術にかかる時間についてどのように感じていますか？」について質問した。その結果、男女全体で「長い」が40%、「適切」が58%、「短い（もっとゆっくりしたい）」がわずか2%という結果となった。

そこで価格帯別に施術時間をどう捉えるかを調べたところ、「低価格サロン」では「長い」25％、「適切」75％、「短い」0％という結果となった。

次に「中価格帯サロン」を調べたところ、「長い」37.3％、「適切」61.2％、「短い」1.5％となった。

そして「高価格帯サロン」では「長い」が57.1％、「適切」が38.1％、「短い」が4.8％となった。

さらに、年代別によって美容室の過ごし方の考えが異なるかを検証したところ、施術にかかる時間が「長い」と感じるのは20代で約30％、40代以上では約40％という中、30代では55％と半数以上の人が施術にかかる時間が「長い」と感じることがわかった。

その理由としては「自宅に子供がいて気になってしまうから。」「二人の男の子を預けていてなるべく急いで帰りたいから。」「下の子の授乳の時間があるから。」など育児で忙しいという意見が多く見られた。

また、同社は、高価格帯の美容室になるほど「長い」と感じる人の割合が多くなったことについて、「高価格帯サロンではしっかり時間をかけて丁寧に施術をすることが一つの要因かもしれませんが、それでも『長い』と感じるということは、ゆっくり時間をかけてくれることよりも、確かな技術と丁寧で “スピーディー” な施術を美容室に求めている人が多いことを示しているのかもしれません」と推測している。