コロナ渦、インドで化粧品使用率が大幅に減少、スキンケアに関心移行

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2021.11.29

国際部

インドで2020年3月に新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生して以来、化粧品の使用量が大幅に減少し、スキンケアの使用率が増加しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが11月2日に発表した調査結果によると、インドの消費者の約4分の1がコロナ渦、化粧品の使用量を減らしていた。インドの消費者の23%は2020年3月以降はアイメイクをしておらず、22%はフェイスメイクやリップメイクをしていないことが明らかになった。

「インドの消費者は、主に結婚式やパーティーなどの外出時に化粧をする習慣があり、外出する機会が減った今、消費者は化粧をすることが少なくなった」、とミンテル美容&パーソナルケアのアナリストTanya・Rajani氏は分析する。

18〜65歳以上のインターネットユーザー1675人を対象に調査した結果、顔の保湿剤の利用者の39%はコロナ渦、保湿剤を以前よりも多く使用したと回答した。美容液の利用者の36%、フェイスマスクの利用者の29%は同様の調査で2019年以前と比較して使用量を増やしていることも明らかになった。自宅で過ごす時間が増えるにつれ、スキンケアに対する消費者の関心が高まっていることが示唆される。Rajani氏は、皮膚の健康はインドの消費者にとって優先事項であり、コロナ渦、インドの消費者がスキンケアに投資し続ける理由だと指摘。ただし、インドの消費者はスキンケアといえば、保湿剤に限定されており、パンデミックが発生する前でさえ、さまざまな種類のスキンケアへの投資は非常に限られていたという。コロナ渦、スキンケアへの関心の高まりは、美容ブランドにとってスキンケアレジメンを拡大する絶好の機会だという。

消費者が家にいることが増えるにつれ、デジタルメディアへの関与も高まっている。オンライン/ソーシャルメディアは、ブランドがブランドロイヤルティを構築するための計り知れない機会を提供する。急成長するインフルエンサーマーケティングとソーシャルメディアを活用してさまざまなターゲットグループに合わせて特定の製品を販売するビジネスチャンスの可能性が高いなどと、Rajani氏は見通している。

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