丸善製薬、世界的学術発表会でトップ10ポスターに選出

最新商品

2021.11.29

編集部

化粧品、食品の原料を製造する丸善製薬株式会社(広島県尾道市/代表取締役社長:日暮泰広)は11月24日、10月18日~28日に開催された、化粧品分野における世界的な学術発表の場であるIFSCC 2021 カンクーン(メキシコ)中間大会のポスター部門において、成長ホルモンの働きに着目した「睡眠不足と肌の関係」についての技術発表が、トップ10ポスターに選出されたと発表した。

この研究では、「質の悪い睡眠」や加齢によってその分泌量が低下する成長ホルモン(GH)を「ブースト」する、健康な肌状態の維持に貢献する植物エキスを探索した。

そして、36歳由来の皮膚線維芽細胞を用いて、有意なIGF-1(インシュリン様成長因子-1) mRNAの発現を誘導しない低濃度のGHと、植物エキスを併用することによって、適量のGH存在下と同等レベルのIGF-1誘導を促す素材を検討した。その結果、トウキンセンカ花エキスにその作用が見出された(図1)。

図1 GHとトウキンセンカ花エキスの併用によるIGF-1 mRNA発現促進作用

また、低濃度GHとトウキンセンカ花エキスの併用により、皮膚線維芽細胞におけるI型コラーゲンおよびヒアルロン酸の産生が促進された(図2、図3)。

図2 GHとトウキンセンカ花エキスの併用によるI型コラーゲン産生促進作用

図3 GHとトウキンセンカ花エキスの併用によるヒアルロン酸産生促進作用

さらにIGF-1による表皮角化細胞の増殖促進作用を増強する植物エキスとしてウンシュウミカン果皮エキスが見出された(図4)。

図4 IGF-1とウンシュウミカン果皮エキスの併用による表皮角化細胞増殖促進作用

深い睡眠時に分泌されるGHは、IGF-1の産生を介し、肌の修復やその健康維持に重要な役割を担っている。今回の研究により同社は、睡眠不足の肌において、その健康維持をサポートする植物エキスを見出した。

なお、IFSCCは、国際化粧品技術者会連盟(The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists)の略。同連盟は1959年に設立された、化粧品の科学と技術の向上および国際的な協力などを目的とした世界的組織だ。

#

↑