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肥満手術後の高たんぱく食で減量成功率上昇

肥満手術後の減量と食事の多量栄養素組成との関連を検討したシステマティックレビューの結果が3月8日、「Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity」オンラインに掲載された。

肥満手術を受けた成人を対象に多量栄養素と減量の関係を示している論文を、2021年8月以前に掲載されたMEDLINE/Pubmed、EMBASE、COCHRANE/CENTRAL、およびSCOPUSデータベースから抽出した。最終的に、8つの論文(被験者2378人)を分析対象としてシステマティックレビューを実施した。これらの基準を満たさないタイトルは除外した。レビューはPRISMAガイドに従い、バイアスリスクはJoanna Briggsのマニュアルに従っています。1人のレビュアーがデータを抽出し、もう1人のレビュアーがチェックした。

その結果、肥満手術後の体重減少とタンパク質摂取量との間に正の関係があることが示された。タンパク質を優先し、次に脂質の割合が低い炭水化物を摂取すると、減量に有利になり、肥満手術後の体重の安定性が高まる。確認された結果から、タンパク質摂取量を1%増加させると肥満寛解の確率が6%上昇し、高タンパク質食は50%の減量成功率を高めることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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