ミツバチ花粉を原料としたダイエット食品に警告

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2014.06.23

国際部

米国食品医薬品局(FDA)は6月19日、ミツバチの花粉を含んだ減量目的の健康食品の一部に問題があることを警告した。

ミツバチの花粉とは、ミツバチが花から集めた花粉のことで、ロイヤルゼリーの原料として知られている。FDAの国民健康被害コーディネーターの担当者Gary Coody氏は「それは奇跡の成分ではない」と語る。健康に貢献するどころか、不整脈、高血圧、双極性障害などの人にとっては、有害である可能性もあるという。

有害報告は50件以上で、少なくとも1人が死亡、重篤な心の問題、胸の痛み、動悸、頻脈(心拍数の増加)、血圧の上昇、発作、自殺願望、不安、不眠、下痢があげられている。

特に商品名を挙げて警告されたものは、今年4月にFDAが既に危険性を警告している「Zi Xiu Tang Bee Pollen(姿秀堂)」。ラベルに表示のない医薬品成分、シブトラミンとフェノールフタレインが含まれていた。シブトラミンは、2009年に減量薬としての製造販売の申請が却下された成分。フェノールフタレインは化学の授業でも用いられる、溶液の酸性・アルカリ性を調べる試薬。発がん性の可能性があるとして、服用は禁止されている。

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