目覚めだけではなく、睡眠にも良い自然光

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2014.08.14

国際部

米ノースウェスタン大学は8月8日、ノースウェスタン医学部イリノイ大学アーバナ·シャンペーン校の睡眠と自然光に関する研究成果を同学サイトに発表した。詳細は「Journal of Clinical Sleep Medicine」6月号に掲載されている。

研究によると、自然光が入るオフィスで働く人は、より良い睡眠と生活の質(QOL)の向上が見られたという。このことから、自然光が入る建築デザインにすることは、潜在的なエネルギー節約のためだけではなく、従業員の健康のために重要と研究者らは述べている。

窓のないオフィスで働く人に比べ、窓のあるオフィスで働く人は173%も多くの自然光を受け、また身体活動も活発であるという。特に午前中の自然光は、気分・覚醒・代謝への好影響があり、健康に有益であると研究論文の著者であるPhyllis Zee氏は述べている。

今回の研究では「アクティグラフ」という、腕時計型の小型センサーを使用している。このセンサーに睡眠・覚醒判別推定ソフトを加えることで簡単に、日中の眠気や夜間の睡眠の質・量などを測定できる。日本国内でも販売されている。

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