アメリカのメタボ率34%、日本では14%

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2015.05.26

国際部

アメリカの全国健康栄養調査(NHANES)のデータから、2003-2012年のメタボリックシンドローム率が5月19日、「JAMA」のResearch Letterのコーナーに掲載された。

メタボリックシンドロームは、心血管疾患の罹患率と死亡のリスクとなり、アメリカでは国民病として数々の対策が取られてきている。今回の報告では、2003-4年のメタボリックシンドローム該当者の割合は32.9%、2011-12年で34.7%だった。さまざまなダイエット方法の発信地でもあるアメリカだが、数値的にはそれほど効果が見られていないとも考えられる。

メタボリックシンドロームの定義などに違いがあるため、一概に比較はできないが、日本でのメタボリックシンドロームの割合を厚生労働省の統計から抜き出してみる。2008年のメタボリックシンドローム該当者の割合は14.4%、予備群は12.4%、2012年ではそれぞれ14.7%と11.9%だった。「メタボ検診」などの実施の効果はあったのかどうか、また最終目標である心疾患や糖尿病などの罹患率の減少に効果があったのかどうかの結論は、まだ先になりそうだ。

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