米小児歯科学会からハロウイーンに向けての心掛け

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2015.10.15

国際部

アメリカ人はキャンディーに年間90億ドルあまり費やすと言われているが、10月恒例のハロウィーンでは、子供のキャンディーの食べすぎを懸念する親の声が聞こえてくる。米国小児歯科学会(AAPD:American Academy of Pediatric Dentistry )によれば、5歳~14歳の子供の虫歯治療に年間4,100万ドル支払っているという。AAPDは、子供の歯と健康のために保護者へ“ハロウイーンに向けての心掛け”を10月13日、発表した。

キャラメルのようなキャンディーは粘着性があり歯に絡まりついて歯が糖にさらされるので、虫歯の原因になりやすい。AAPD代表のRobert Delarosa博士は、寝る前、子供には歯磨きだけでなく、デンタルフロスを施すようにと示唆している。そのほか、キャンディー、スナック類、ソフトドリンクなどについて知っておくべきことを以下のように紹介している。

・ グミ、キャラメル、サワーキャンディー、風船ガムは歯の詰め物、クラウン、歯列矯正器具などを外す危険性がある。

・シリアルバー、フルーツバー、ピューレフルーツパウチなどの食品成分に含まれるグルコース、フルクトース、蜂蜜のような糖質は、子どもの歯を破壊することができる。

・ミネラルウォーターのボトルは、環境に優しくないだけでなくフッ化物が欠如している。子供は、水道水(アメリカではフッ化物が配合されている)を摂取して虫歯予防を心がけるのが賢明。例えば、ハロウィーンをテーマにした再利用可能なボトルで水道水を飲む楽しみを工夫してみてはどうか。

・「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするぞ)」の前に子供には栄養価のある食事をさせる。決してお菓子でお腹をいっぱいにさせないように。

参考リンク
American Academy of Pediatric Dentistry

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