フラボノイドで体重管理

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2016.02.1

国際部

フラボノイドが成人の肥満防止に役立つかもしれないという研究成果が1月28日、「BMJ」オンライン版に掲載された。フラボノイドは緑茶やタマネギ、赤ワインやブルーベリーなどに多く含まれるポリフェノールの一種。抗菌・消臭作用もあることからガムなどの食品から、石けん・消臭剤などに広く使用されている。

今回の研究ではフラボン、フラバノン、フラバン-3-オール、アントシアニン、フラボノイドポリマーを含む「フラボノイド」を多く含む食品の摂取と体重変化の関連について検討した。調査は、アメリカの医療関係者を対象とした大規模コホート、看護師健康調査を中心に男女12万4086人を対象に行われた。各対象者は1986年から2011年にかけて、4年ごとの体重変化を自己報告した。

その結果、食事や喫煙などの因子を調整した後も、フラボノイド摂取量の増加は、体重の変動と反比例していることが分かった。研究者らは、フラボノイドを多く含む食品の摂取が、成人の体重維持に貢献する可能性、および肥満の防止に役立つ可能性を示唆している。

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