食事の時の気分を測定するデバイスが開発された

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2017.03.22

国際部

気分が食生活にどのように影響するかを研究するために開発されたデバイスが3月16日、米国サザンカリフォルニア大学のサイトに発表された。

「ストレス太り」という言葉があるように、人はストレスで摂食行動に出ることが知られている。また、医師に食事内容を尋ねられた時、覚えていないことがしばしばある。肥満患者では食事の報告に関して”嘘”をつくこともままある。

今回、同大学経済社会研究センター・ヘルスコラボレーションのディレクターDonna Spruijt-Metz氏らは、より良い食事や行動に指導の必要性がある人々の食事をモニターする方法を考案した。モニターは食事の摂取に焦点を当てるのではなく、ウェラブルデバイスによって食事の時の気分や行動を測定するという肥満対策への革新的アプローチを試みたものである。

この気分や食事をモニターするアプローチはM2FEDと名付けられ、研究参加者の食行動や感情反応を検出することができる。参加者の家庭に取り付けられたマイクロフォンで収集されたオーディオデータに基づいて、参加者とその家族の気分を検出するためのアルゴリズムが開発された。また、参加者と家族には手首にスマートウォッチを着用してもらった。このデバイスセンサーは手首の動きを拾って、いつ、どのくらい早く、どれくらい早く食べるかなど、人間の食行動を検出できるという。

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