夜型人間は死亡率が高い

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2018.04.17

国際部

昼間活動して夜眠るといういわゆる朝型人間に比べ、夜型人間はメタボリック症候群や心血管疾患の罹患率が高いことは知られている。今回は、英国バイオバンクからのデータを使用して、夜型人間と死亡リスクの関連を検討した結果が4月11日、「Chronobiology International」オンラインに掲載された。

バイオバンク登録時に38〜73歳(平均43歳)の成人を平均6.5年追跡したデータを分析した。最初に参加者への自己質問票を基に、明確な朝型、中程度の朝型、中程度の夜型または明確な夜型に分けた。心血管疾患を原因とする死亡率を評価項目とした。疾患有病率についても評価した。分析は、年齢、性別、民族、喫煙の有無、BMI、睡眠期間、社会経済的状態および併存疾患で調整した。

調査の結果、中程度または明確な夜型では、すべての併存疾患のより高い罹患率と有意に関連していた。明確な朝型と比較して、明確な夜型では精神障害(オッズ比1.94)、神経疾患(同1.25)、胃腸/腹部疾患(同1.23)、呼吸器疾患(同1.22)の有病率が高かった。追跡期間中の全死亡者数は1万534人で、うち2127人が心血管疾患によるものだった。明確な朝型と比較して、明確な夜型は全原因死亡率が有意に高かった(ハザード比1.10)。

今回の知見から、夜型の人は死亡率が高いことが分かった。この結果は、夜型人間に心血管疾患が多いという既存の研究成果と一致した。夜型の死亡リスクは、行動的、心理的および生理学的リスク要因によるもので、その多くは内的な生理的タイミングと外的な仕事/社会活動のタイミングとが常に合わないことによる可能性にあると考えられた。個人の概日リズムを変えること、または夜型労働時間の柔軟性を高めることを目的とした介入が健康増進に効果的である可能性を示唆している。

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