連載8・鈴木ハーブ研究所(上) ~パイナップル豆乳ローションなどスキンケア投入・販売~
2021.11.17
編集部
鈴木ハーブ研究所(茨城県那珂郡、社長鈴木さちよ氏)は現在、スキンケア化粧品の開発・販売やハーブの品種改良、栽培、販売等を主力に事業を展開している。
鈴木社長は、生後5ヵ月足らずの赤子だった娘がアトピー性皮膚炎になり「何とかして娘の肌荒れを改善したい」という想いから、肌や成分の研究を行い、独自の保湿剤「ハーブローション」を開発し、これを契機に会社を設立(2004年9月)した。当初、販売する予定ではなかったが口コミで広がり工場生産することにした。
この保湿剤開発と前後して日本人に昔から馴染みの深い大豆に着目し、肌の保湿力を高める「納豆ローション」など個性的な製品を次々と開発し、通販市場に投入した。
現在では、納豆ローションをはじめ「パイナップル豆乳ローション」(写真)などのスキンケア主体に肌の悩みに寄り添う化粧品を開発・販売している。
納豆ローションは、納豆由来の保持力に着目して開発したもので洗顔やローションなど4品目を商品化した 。
主力商品のムダ毛をケアする「パイナップル豆乳」は、シリーズ化を図りローション、クリーなど13品目を商品化した。
肌年齢など自活力対応の高機能スキンケア化粧品「エスプライム」は、洗顔フォーム、美容オイルなど5品目をシリーズ化して開発した。
ハーブの力で肌を潤す「フィトヴェールシリーズ」は、化粧水など3品目を商品化した。
乳酸菌の力で美肌菌を増やす乳酸菌シリーズは、メイク落としなど4品目を商品化。また、各シリーズの化粧品にプラスして使う「スペシャルケア」としてハンドクリーム、リップジェルなど7品目を商品化するなど全部で6品種36品目を開発してネット通販市場主体に投入・販売している。
この中で[剃るしかなかった顔のうぶ毛にも、安心して使えて効果的]と、口コミで話題となった「パイナップル豆乳ローション」を2018年8月にリニューアル化した。リニューアル化は、大豆エキスの濃度はそのままに、その効き目を最大限に引き出すため、浸透成分である頭皮の経皮吸収促進剤「コスモペリン」を配合した。
リニューアル化で、イソフラボン総含有量が増えたため、肌へのやさしさと美肌・保湿効果に一段と期待が高まっている。