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強すぎるマッサージは時に危険

背中への強いマッサージ(原文:vigorous back massage)の後に、急性脊髄硬膜下血腫が発生した症例が、「Spine」12月1日号に掲載された。

脊髄硬膜下血腫は非常にまれな疾患で、交通事故などによる強い外傷を受けた場合や、脳脊髄液圧検査のための腰椎穿刺の後に起こることがある。今回の症例は、報告者らによれば、マッサージの後に起こった症例としては初めてのものという。

患者は41歳の男性で、背中への強いマッサージ受けた後、重度の腰痛、下肢の感覚麻痺、排尿困難を起こし、病院を受診した。12か月の入院で神経学的な後遺症は消失した。

報告者らは、外傷による脊髄硬膜下血腫はまれな疾患だが、強すぎるマッサージによって引き起こされる可能性があるということは新しい知見であるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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