「美容院」大好き県は秋田県!NTTタウンページ調べ

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2016.08.2

編集部

NTTタウンページ株式会社(東京都港区)は、 タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用して独自の都道府県ランキングを発表している。このほど発表された第60弾のテーマは、 「美容院」に関するランキング。

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美容院の登録件数は、 この10年で174,982件から153,014件とゆるやかに減少している。

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人口約10万人当たりの登録件数でみると、 1位は秋田県(207.14件)、 2位は鳥取県(199.30件)、 3位は山形県(198.32件)。 以降、 高知県、 島根県、 福井県と地方が続く。実は、 この10年のトップ10の顔ぶれは、 ほとんど変化がない。

同時に、 登録件数が少ないのは神奈川県、 埼玉県、 東京都、 大阪府など都市部となっており、 こちらの顔ぶれも変わっていない。

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地方に美容院が多いのは、 技術を持った女性が自宅を改築して小規模の店舗を経営するケースが多いからと見られる。地域密着型になるので、 固定客が多いというメリットがある一方、都市部では広めの店舗に複数のスタッフを置くなど大型経営の店が望まれるため、 必然的に店舗数は少なくなってしまうようだ。

1位の秋田県には、 美容院が多いことが納得できるエピソードが。 それは、 美容業会で先駆的な役割を果たした伝説の美容師、 中村芳子さん(平成17年に105歳で死去)の存在。

大正15年に秋田市内で美容院を開業後、 国産電気パーマ機第1号を取り入れたり、 新しい髪型と洋服を着こなしたモデルを登場させてファッションショーを開くなど、 まさに先進的なプロデュースを行なった。

また、 弟子を育てるのにも熱心で、 その数は100人を越え、 多くの人が独立して店を構えた。 その影響もあり、 3位の山形県を始め、 東北地方には美容院が多い。シャンプーをしてもらうためだけに行く、 週に1度は美容院で手入れしてもらうなど、 日常生活に美容院が定着している様子がうかがえ、秋田県の1位は、 秋田美人の存在を数字で裏付ける結果となった。

2位の鳥取県の女性就業率は6位(平成22年国勢調査)。 保育園待機児童の少なさは1位で、 県内の協賛店の協力を受け、 妊娠中から子どもが18歳になるまで割引や特典が受けられる子育て支援があるなど、 女性が暮らしやすい県だ。

ボランティア活動の行動率が4位など活動的な面も見られ、 収入があってフットワークが軽い鳥取の女性は美容にも熱心になるようだ。

参考リンク
タウンページ

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