2013年化粧品受託製造市場は前年に続き拡大へ――矢野経済調査

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2013.07.18

編集部

矢野経済研究所はこのほど、化粧品受託製造市場の調査結果を発表した。2012年度の化粧品受託製造市場規模は前年度比103.7%の2,085億円(事業者売上高ベース)となった。また、2013年度の化粧品受託製造市場規模は、前年度比102.6%の2,140億円で着地すると予測している。

同社は、2012年度の化粧品受託製造市場規模の拡大要因として、2005年の改正薬事法施行により製造のアウトソーシングが容易になったこと、製造設備を持たない異業種企業の化粧品市場参入が増加したこと、新製品が増加し化粧品ブランドメーカーが開発業務を分散化したこと、の3点を指摘。今後については、化粧品ブランドメーカーのR&Dとマーケティングへの資源集中による生産アウトソーシングが進み、製造設備を持たない新規参入企業が台頭、市場全体としては拡大基調で推移すると見ている。

また同社は、化粧品受託製造事業者は、化粧品ブランドメーカーの生産を補完する下請け的な立場から、化粧品ブランドメーカーとの共同開発を行うイコールパートナーに変化していると分析している。異業種からの新規参入企業に対しては、マーケティング戦略の提案主体へと変貌し、受託製造事業者の存在感が高まっているとの見解を示した。

この調査は今年4月~6月、化粧品受託製造事業者、化粧品ブランドメーカー等に実施したもの。化粧品受託製造市場とは、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、その他化粧品を化粧品ブランドメーカーや異業種参入企業から委託され、製造する市場を指す。

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