毎日の受動喫煙は思春期児童の肥満増加と関連

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2020.04.1

国際部

12歳から15歳の非喫煙青年の間接喫煙と肥満の関連を調査した結果が325日、「Nicotine & Tobacco Research」オンラインに掲載された。

間接喫煙は思春期の子供たちにとって肥満の危険因子になるという研究報告が出されている。今回の調査は、データが不足している低・中所得国38か国の12歳から15歳を対象に実施された。グローバル・スクールベース・スチューデント・ヘルス・サーベイ(GSHS)に参加した38か国の横断データを分析した(対象者88209人)。BMIは体重と身長の測定値から算出した。肥満の定義は「2007 WHO Child Growth reference」に従った。間接喫煙は、調査日の過去7日間で受動喫煙にさらされた日数に基づいて、曝露なし、非毎日の曝露(16日)、および毎日の曝露(7日)に分類した。関連評価には多変数ロジスティック回帰とメタ解析を用いた。

その結果、受動喫煙曝露は非毎日が34.2%、毎日が15.7%だった。潜在的交絡因子の調整後、受動喫煙なしと比較して、非毎日の受動喫煙と肥満との間に有意な関連はなかった(オッズ比0.94)が、毎日の受動喫煙は肥満の可能性を有意に高めた(オッズ比1.19)。

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