マスク生活で、女性の肌あれが深刻化 対処方法の多くは「スキンケアアイテム」を変える
2021.08.10
編集部
資生堂薬品株式会社(東京都港区/代表取締役社長:七野公一)は8月10日、マスクの常用により肌悩みを抱える人が増加している背景をふまえ、「肌あれへの対処」をテーマに実施した調査の結果を発表した。
質問でははじめに、「マスクを常用するようになってからの肌の状態」を聞いた。その結果、実に73%が「肌あれしやすくなっていると感じる」と回答した。
また、「肌あれが悪化しやすくなっていると感じる」と回答した人も6割超(61%)にのぼっており、マスク生活により肌あれの深刻化を実感している人が多い様子がうかがえる。
次に、肌あれの症状別に「症状が生じた際の対処の有無」及び「対処方法」について質問したところ、「かぶれ」や「ただれ」などの症状にならない限りは、「スキンケア」での対処にとどめる人が多く、市販薬・処方薬といった肌あれの「治療薬」で対処する人は少数派であることがわかった。
同社はこうした結果をふまえ、「肌あれの治療薬を使用することに対して、ハードルを感じたことはありますか?」と聞いたところ、実に51%が「ある」と回答。
そこで、前問で「ある」と答えた人(257名)に、「治療薬の使用に関する認識やイメージ」を聞いたところ、57%が「治療薬を入手するのは面倒だと思う(皮膚科への予約や通院が必要など)」と答えたほか、53%が「治療薬を使うべきタイミングや症状がわからない」と答えた。
一方、「これまでに肌あれを自覚した際、治療薬を使用したことがある」と答えた人(273名)に、「治療薬を使用したことで、肌あれの改善スピードが早まった実感はありますか?」と聞いたところ、約8割(78%)が「ある」と回答した。
なお、この調査結果について、皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/みずき皮膚科クリニック院長の原 みずき先生が、専門家として意見を寄せている。