「化粧水」「日焼け止め」ともにメンズコスメ市場は拡大の余地
2021.09.24
編集部
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区/代表取締役社長:長谷川 剛)は9月16日、メンズコスメ(化粧水/日焼け止め)の市場実態を聴取した「メンズコスメの市場実態に関する調査」の結果を発表した。
これによると、男性全体における化粧水の使用率は35%となった。ただし、現在は未使用だが今後使用意向がある層は9%存在した(図:化粧水の市場実態/ロイヤリティ マーケティング調べ)。
また、未使用者への推奨意向について、男性・女性ともに聴取したところ、推奨意向がある層は男性は16%、女性は35%となった。
次に、男性が化粧水に求める特性において「魅力品質」を聞いたところ、「男女どちらにも合う」「内容量の多さ」「低価格」、一元的品質は「保湿力」「低刺激」「自分の肌に合う」、当たり前品質は「保湿力」「カサつき・乾燥を防ぐ」、無関心品質は「無香料」「化粧ノリの良さ」「オシャレなデザイン」などであった(図:男性が化粧水に求める特性/ロイヤリティ マーケティング調べ)。
一方、メンズコスメの日焼け止めについて尋ねたところ、男性全体における日焼け止めの使用率は35%となった。現在は未使用だが今後使用意向がある層は14%存在した(図:日焼け止め使用率/ロイヤリティ マーケティング調べ)。
同時に未使用者への推奨について、男性・女性ともに聴取したところ、推奨意向がある層は男性は16%、女性は35%となった。
これらの結果について同社は「男性の化粧水市場やメンズ日焼け止め市場の拡大には現使用者からの推奨を告知に活用する方法が考えられる」と分析している。
さらに、男性が日焼け止めに求める特性においての、魅力品質は「効果の持続性」「無添加」「べたつかない」「どの部位にも使える」「内容量の多さ」「低価格」が多く、一元的品質は「UVカット効果の高さ」「低刺激」「自分の肌に合う」「効果の持続性」が望まれた。
なお、同調査は「Pontaリサーチ」会員のうち、化粧水もしくは日焼け止めを使用している20~60代の男女 1,000名について行われた。