ネイル用UVドライヤー使用時には日焼け止めを

最新商品

2014.05.9

国際部

ネイルサロンで施術後に使う、UVランプを用いたネイルドライヤーとがんリスクの関係を調査した研究論文が4月30日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

ネイル用のUVドライヤーとがんのリスクについては、すでに2012年に、週に1回250年間使い続けても皮膚がんリスクにはならないという論文が出されている。その後も、リスクとしては非常に小さいという研究成果が出されていた。しかし、これらの研究はネイルサロンで実際に使用されているドライヤーを直接サンプリングしたものではなかった。今回の研究は、実際に営業しているネイルサロン16店舗からサンプリングしたUVドライヤー17点を使用して、ドライヤー性能についての調査を行った。

その結果、実際に使用されているUVドライヤーのUV照度には、大きなばらつきがあるということがわかった。一般的には、使用されている電球のワット数が高いほど、紫外線量が多かった。研究者らは、今回の調査でも発がんリスクは小さいままだったとしながらも、がんだけではなく光老化のリスクを減らすためにも、ネイル用UVドライヤー使用の際には、日焼け止めや紫外線保護手袋の使用を推奨すると述べている。

#

↑