米国で肥満対策にピザ規制?

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2015.01.23

国際部

肥満に悩むアメリカでは、ハンバーグやフライドチキンなどのファストフードチェーンが「悪者」とされることが多かったが、今回の「悪者」はピザだ。ピザの消費量と子供や若者の過剰なカロリー摂取への関係についての研究が1月19日、「Pediatrics」オンライン版に掲載された。

2-11歳、12-19歳の24時間の食事パターンを、2003-04、2005-06、2007-08、2009-10年の米国民健康栄養調査から調査。総エネルギー摂取量、砂糖、飽和脂肪、ナトリウムの摂取量におけるピザの影響を推定した。

2003-04年から2009-10年にかけて、夕食時にファストフードのピザを食べる頻度は減少していたが、ピザの摂取は1日の総エネルギー摂取量と有意に関連していた。ピザの摂取と砂糖の摂取には関連が見られなかったが、飽和脂肪、塩分の取り過ぎには関係していた。

研究者らは「本研究では、ピザの消費が食事に悪影響を及ぼすことが明らかになった。ピザの消費は抑制されるべきであり、その栄養成分を改善するべき」と示唆している。

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