大気汚染が肝斑の原因-特に50歳以上アジア人女性に影響大

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2016.02.12

国際部

肝斑の原因に大気汚染があるかもしれないという研究が発表されたと2月8日、学術出版社のELSEVIERのプレスリリースが伝えた。研究論文は「the Journal of Investigative Dermatology」誌に掲載された。

この関連は、ドイツ人と中国系アジア人の女性に見られた。大気汚染で肝斑が増加したという事態の最も影響が強かったのは50歳以上のアジア人女性とのこと。

ドイツ・デュッセルドルフにある研究所IUF-Leibniz Research Institute for Environmental Medicineの研究者らによる今回の調査では、交通機関による大気汚染(自動車のエンジンなど)を由来とする二酸化窒素(NO2)が人の皮膚に影響するかを検討した。NO2は体内に入って肺機能に影響し、肺がんの原因とも考えられている物質。大気汚染物質の一つとして、日本でも大気汚染防止法で規制・監視の対象となっている。

分析データは以下の2つのグループから取った:

1・肺機能と大気汚染の関係を調査しているSALIA研究に参加した白人女性806人のグループ。年齢は67-80歳で、喫煙率20%。日光に当たる時間は1日あたり平均2.5時間。日焼け止めの使用率61%。NO2への曝露量は28.8μg/m3。

2・中国の漢民族の女性743人のグループ。 年齢は28-70歳で、喫煙率20%。日光に当たる時間は1日あたり平均3.5時間。日焼け止めの使用率4.2%。 NO2への曝露量は24.1μg/m3。

その結果、手の甲と前腕表側にはNO2濃度と肝斑との関連が見られなかった。しかし、頬に関しては、両グループとも50歳超の女性でNO2濃度が高いと肝斑が増加するという関連が確認された。ドイツ人グループではNO2濃度が10μg/m3高くなるごとに、肝斑リスクが25%増加、中国人グループでは24%増加と関連した。感度分析によると、肝斑への関連は粒子状物質よりもNO2濃度の方がわずかに強医という結果が示された。

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