漢方養生堂が「中医ダイエット」セミナーを開催

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2017.06.27

編集部

漢方養生堂(東京都文京区)主催の中医特別セミナー「中医ダイエット」が25日、同店舗で開催され、医学博士で中医師の宋靖鋼氏は「肥満に対する中医学的な基本治法は化痰、益気、活血、理気、清熱の5つで、これと併せてその人の弁証論治が必要」との考えを示した。

肥満は、体脂肪が過剰に蓄積した状態で、「様々な病気を引き起こす万病のもと」(宋氏)となる。現在、世の中には数多くのダイエット法が紹介・実践されているが、有効な方法は少ない。例えば、下剤、少食・偏食、食欲抑制剤、手術、ラップ、過剰な運動などは、いずれも体への影響は大きく、「正しくないダイエット法」(同氏)。

宋氏の長年の臨床経験によると、正しいダイエット法とは「穏やかに蓄積した体脂肪を減らす」「脂肪の代謝の改善による痩身」「ダイエットによる体の損傷を避ける」「ダイエットと共に体質を改善する」「リバウンドしない」ことを満たすことだと強調した。

肥満の主な原因を中医学の視点から分析すると、「過食・速すぎる食事スピード・脂っこい食事」をはじめ、「日常的な運動不足」「ストレスの多さ」などが大部分を占めるという。これらを中医独自の「証」で言うと、例えば「過食・速すぎる食事スピード・脂っこい食事」は痰湿、気虚、気滞、湿熱、「日常的な運動不足」であれば痰湿、気虚、瘀血、湿熱と弁証できる。

そこで化痰、益気、活血、理気、清熱の5つの方法で対応。宋氏の臨床経験では「約8割の人がこの5つの方法でダイエットできる」(宋氏)。同店では、これに対応できる漢方サプリメント「青流」を用意。健康食品として、1日3~9粒を目安に水又はぬるま湯で手軽に服用できる。ただし、個人によってそれぞれ体質は異なるので、正確なダイエットには個別に弁証が必要となる。

また、個別の証に合わせて、「青流」と漢方薬を組み合わせて対応可能。例えば、水太りで体が重だるく胖大舌で白膩苔などの痰湿証であれば「清流」+温胆湯、顔色が白くカゼをひきやすい上に舌に歯痕があって白苔などの気虚証であれば「清流」+防已黄耆湯といった使い方を紹介した。

次回の中医特別セミナーは7月23日で、「中医美容」をテーマに開催する予定だ。

参考リンク
漢方養生堂

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