【連載】この中小化粧品会社に注目㊱クレコス(下)~社会貢献と営利事業一体化のクオンプロジェクト推進~

2021.02.5

特集

編集部

クレコスは、人と自然と社会が一体となって歩み続ける活動「クオンプロジェクト」を推進している。これまで行ってきた「社会事業」に加えて「営利事業」を一体化して、女性に喜ばれる安全・安心の化粧品作りに一段と邁進しようというもの。

同社は、設立当初から「原料に生産者の顔が見えること」を実践してきた。例えば栃木県の農家が作る有機米からの米ぬかや熊本県の農家が作った地植えヘチマから採取した有機ヘチマ水など純国産原料を配合した自然派化粧品を製品化してきた。また、メイクボランティアや手縫い雑巾の寄付、日本の奥山の保全活動など人と人のつながり、人と自然とのつながりを大切にする社会事業活動に取り組んできた。

この自主的な社会事業活動に加えて同社は、ここへきて全国の障害者施設設と連携を図り化粧品づくりのノウハウを活かしながら障害者施設で大和茶の蒸留や手すき和紙で化粧品パッケージを作成するなどして障害施設の収益向上につなげる「営利事業」に乗り出した。

同社は、障害者の雇用と自立支援のため新潟県にあるNPO法人あおぞらに協力して越後杉の間伐材の蒸留事業立ち上げに協力。その後、越後杉にとどまらず、大和茶の茶葉、茶花の蒸留や茶実の搾油などに事業を拡大。
これらの原料を自社のコスメブランド「ビューティーアクチュアライザー」に配合するなど支援の一翼を担っている。
知的障害者の入所施設の開設(社会福祉法人青葉仁会の創設)と事業にも力を注いだ。

同社の化粧品パッケージは、障害施設ではたらく障害者の手漉きによって製紙された紙を使用して作られている。間伐材使った手すき和紙で化粧品パッケージを作成するなど障害施設の収益向上につなげる「営利事業」に乗り出した。

この社会事業と営利事業を一体で取り組むプロジェクトを「クオンプロジェクト」ト名付けて推進中。
クオンの名前は「遠い過去と未来」を意味する「久遠」(くおん)という言葉と持続可能を意味する「サスティナブル」の言葉を重ねて名付けたもの。また、クオンは同社の企業理念や行動基準等の指針になっている。

#

↑