女性経営者連載1・ランクアップ/中 ~女性が働きやすい5つの制度推進~

2021.10.18

特集

編集部

女性活躍社会の実現が叫ばれている中、ランクアップは、女性の雇用促進のみならず女性社員が働きやすい職場環境や福利厚生等に関わる諸制度を確立するなど急ごしらえの「女性活躍」という看板は見えない。

同社は、女性社員が働きやすい職場環境づくりのため5つの分野で独自の取り組みを行っている。

同社が確立・推進している女性社員のための主な労働環境制度は1・病児シッター制度2・時短勤務制度3・社内起業制度4・改善提案制度5・ボランティア休暇制度など。

1の病児シッター制度は、社員が、病児シッターサービスを自己負担300円で利用できる制度。

ワーキングマザーの悩みは、子どもの体調不良で、急に会社を休まなければならなくなること。急に休むと一緒に仕事をしているメンバーに遠慮し、責任ある仕事をやりにくくなってしまう。本人はもちろん、周囲の社員にも負担をかけずに仕事ができるよう、専門の知識をもったシッターが自宅で看病をしてくれる制度。

子どもが元気になって出社できるようになった場合は、キャンセル料を会社が負担する。

2の時短勤務制度は、子どもが小学3年生まで、6時間の時短勤務が可能。特に、フルタイムで働く社員と同じ成果を求め、同じ評価を行う点が特徴。「子どもの学校の予定に合わせて、時間休を利用できる。また、仕事の密度が高まり、生産性があがる」と好評。

3の社内起業制度は、半年間の新規事業想像ワーク研修を経て、経営者への提案が通れば、誰でも新規事業を立ち上げられる制度。

現在、同社のメイン事業は、化粧品だが「輝く女性の輪を社会へ広げます」という同社のビジョン実現を加速させる事業を今後、生み出していく計画。

4の改善提案制度は、アイディアの採用、不採用にかかわらず、改善提案1件につき、会社から500円支給される制度。

これまで改善提案の中から生まれた社内制度は「コミュニケーション食事会費支給」、「好きな本を買っていいよ」、「手帳代支給」などがある。

5のボランティア休暇制度は、有給扱いで年2回までボランティア活動ができる。国内限定で宿泊代+交通費全額支給。

こうした主な働く環境支援制度と並んで年間、5日間休みが取れる「リフレッシュ休暇」や就業時間内での「足裏のつぼマッサージ」、「研修費用・資格取得費用」等について全額会社が負担するなど働く意欲の向上等に繋がっている。

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