食飲料品のイノベーションでピンクがトレンド

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2021.09.14

国際部

食品および飲料のイノベーションで「インスタ映え」するピンク色の製品開発が成長しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが8月19日にリリースした調査結果によると2017年から2018年にかけて飲料業界でロゼワインとピンクのジンの人気が高まって以来、この傾向は続いており食品開発へと波及しているという。同社は、ミレニアル世代とソーシャルメディア主導のトレンドで、 視覚的に魅力的な画像を作成したいという願望を反映していると分析している。

2017年にイギリスのジンの老舗メーカーであるゴードンズが、イギリスでプレミアムピンクジンの新製品をリリースしてから、アルコール飲料業界でピンクのジンの製品開発が活発化しており、 世界的にピンクジンの販売量は増加している。ピンクジンフレーバーアルコールミックスなど製品開発の領域も広がっている。

ピンク色の菓子開発では、ルビーチョコレート(イギリス)、アーモンド・ルビーケーキ(スウェーデン)、ルビー・ヌガーボール(アメリカ)などグローバル市場で製品開発が増加している。

食品市場でのルビー色のトレンドは浸透している。例えば、2020年にアメリカのメニューでビートルート、ラディッシュ、ザクロは使用率が急上昇した。特にビートルートは健康上の理由でますます利用が増加している傾向が確認されている。現在、「ピンク」の発売で実際に数字を押し上げている製品は、ピンクのヒマラヤソルト。このヒマラヤソルトは食品に自然な方法で風味を高めるとして人気が高くなっている。肉、鶏肉、魚、シーフードを事前に塩漬けにすることなくグリルするために使用する消費者が増えているという。

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