米専門医会、自然食品および植物がもたらす慢性疾病の改善・予防への有効性について研究書をリリース

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2021.10.19

国際部

アメリカの専門医会American College of Lifestyle Medicine(ACLM)は、6日、無添加/自然食品および植物を中心にする食生活がもたらす慢性疾病の改善・予防への有効性について研究白書をリリースした。白書は、食生活の質、体重管理、糖尿病、心血管疾患、自己免疫疾患、長寿など10項目においての研究をまとめて解説している。慢性疾患の患者を治療する医療専門家向けのエビデンスに基づくリソースとして公開している。10項目のガイドラインは次の通り。

無添加/自然食品および植物を中心にする食生活の有効性について

食事の質:最適な栄養および過剰なカロリーと脂肪を回避する最高品質の食事パターンは、主に野菜、果物、全粒穀物、野菜に基づく。

体重管理と肥満:植物ベースの食事は、植物性食品のカロリー密度が低く、自然に過食を防ぐため、個人が肥満を引き起こす環境を回避するのに役立つ。

2型糖尿病:多くの研究で、植物ベースの食事療法が2型糖尿病の予防と治療の両方に実用的な解決策であり、投薬の削減と寛解の可能性があると示唆されている。

心血管疾患:植物を主体にする食事は、心血管疾患のリスクを軽減し、心臓の症状を制御、管理、さらには改善するための心臓保護の結果をもたらすことが示唆されていいる。

慢性腎臓病:自然にタンパク質が少ない植物ベースの食事は、腎不全の進行を遅らせ、尿毒症毒性を最小限に抑え、タンパク尿を減らし、合併症のリスクを下げるのに役立つことが示されている。

経腸栄養:植物ベースの経腸処方は、食事が困難な患者のカロリー要件を満たし、治癒、腸の健康、および炎症を制御するための高品質の栄養を提供できる、忍容性の高いオプションになっている。

生殖がん:植物ベースの食事は、特に赤身の肉からの動物性タンパク質と脂肪を減らし、再発率を減らすために保護繊維と抗酸化物質を加えることによって、がんのリスクを減らすことが示唆されている。

自己免疫疾患:全食品植物ベースの食事からの抗酸化物質と繊維は、健康的な免疫機能と健康的な体重減少をサポートする可能性が示されている。

長寿と生活の質:未精製の植物性食品の消費量の増加、および動物性食品と加工食品の摂取量の減少は、長寿と死亡率の低下に貢献することが示唆されている。

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