朝食抜きはメタボリックシンドロームになりやすい

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2023.06.2

国際部

韓国成人における主食の頻度と欠食とメタボリックシンドロームとの関連を検討した横断研究の結果が5月11日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。既発表の論文では、食事の頻度が減ると、メタボリックシンドロームリスクが高まる可能性が指摘されている。

今回の研究では、2016~20年の韓国国民健康栄養調査から成人2万2699人(メタボリックシンドローム有病率33.8%、平均年齢47.2歳、42.6%が男性、57.4%が女性)のデータを分析し、主食の頻度(1日1食、2食、3食)および欠食とメタボリックシンドロームとの関連を調査した。

その結果、1日2食の男性は、1日3食の男性よりもメタボリックシンドロームになる確率が高かった(オッズ比1.16)。1日2食で朝食を抜いた女性は、空腹時血糖値が上昇し(オッズ比1.18)、中性脂肪が上昇する(オッズ比1.19)確率が高かった。一方、夕食を抜いた女性は空腹時血糖値が上昇する確率が減少した(オッズ比0.74)。研究者らは、食事の頻度とどの食事を抜いたのかがメタボリックシンドロームと関連している可能性を示唆すると述べ、メタボリックシンドローム予防のため、朝食を摂取することの重要性を強調した。

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