揚げ物が多い食生活は心臓に悪いか?

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2015.10.9

国際部

揚げ物が肥満や高血圧などの心血管疾患のリスク因子に関連するという研究が発表されている。一方で、いまだに議論の的となっている、揚げ物の消費量と心血管疾患の関係を検討する最新のレビューが10月6日、「Nutrients」オンライン版に掲載された。

2-3の研究では、揚げ物の摂取量と冠動脈疾患、心不全、糖尿病や高血圧のリスクに正の関連が報告されているが、他の研究者らはこの関連付けを確認することができなかった。しかし、揚げ物を週4回以上食べた場合に、慢性疾患を発症するリスクが高いことを示唆する強力なエビデンスは得られている。現在確認できる研究では、揚げ油の種類、揚げ物調理の手順や調理法、全体的な食生活などのデータが不足していた。また、家庭で調子したものと外食と比較できるツールの開発も必要と考えられた。

研究者らは、揚げ物の消費量が高いと健康に悪影響があるという結論に達したが、揚げ物以外に摂取している食品も含めた全体的な食事バランスの考慮が大切としている。

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