ディセンシア、ストレスによる肌荒れの原因を解明
2016.05.24
編集部
ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド、株式会社decencia(ディセンシア)(東京都品川区)は、「ストレスがかかると肌が荒れる」という悩みの原因について業界で初めて解明した。
心理的ストレスがかかると、末梢神経が収縮し、体温が下がる。
その結果、正常な角層を生み出す顆粒層のタイトジャンクション(TJ)が不活性(鈍い動き)となり、肌のバリア機能の低下をまねく。
タイトジャンクションとは、細胞と細胞をつなぐ水門のような役割をしており、活性化することで肌に入れた水分蒸散を防ぐと同時に、正常な角層を生み出す司令塔の役割をするCaイオン(カルシウムイオン)の流出を防いでいる。
体温が下がることで、このタイトジャンクションの働きが不活性となり、健やかな角層を保つ鍵である水分やCaイオンが流出してしまう。
この現象により、肌のバリア機能が低下した肌は、肌内部で微弱炎症を起こし、やがてコラーゲンなどを切断し、実年齢よりも老けてみえてしまう「枯れ肌」へと変化し、「肌が荒れる」という悩みにつながっていた。
睡眠不足やPC作業など、ストレスにさらされている敏感肌の女性に向けて、同社では、この「ストレスによる肌荒れ」に着目した新製品の発売をこの秋に予定している。
- 参考リンク
- ディセンシア