概要
サラシアは、インド・スリランカに自生するトチの木科のつる性の植物。飲むと血糖値を下げる効果があり、四千年以上前からインドの王侯貴族が、肥満
や糖尿病対策として珍重したという。
インド伝承医学、アーユルヴェーダでは「神からの贈り物」と言われ、飲用だけでなく、木を使ったコップに利用。
近年になってその有効成分は水に溶けやすいことが判明し利にかなった慣習と証明された。中国では漢方薬としても有名。糖の吸収を抑制する効能で、糖分が小腸に吸収されないまま排出、糖尿病の改善に役立つ。吸収されない糖分はビフィズス菌の“エサ”になり、便秘の解消効果も。2002年にはWHO(世界保健機関)がその効能を認めた。
美容へのアプローチ
糖の吸収を抑えるのでダイエットには最高の天然素材。食事でとった炭水化物は腸でブドウ糖に分解、体内に吸収され、エネルギーとして全身の細胞に送られる。使いきれなかった余分な糖は脂肪細胞へ送られ、脂肪の形で貯蔵。必要以上に食べてしまうとこれが繰り返され、皮下脂肪や内臓脂肪となってどんどん蓄積される。
食前にサラシアを摂取しておけば、食事でとった糖の吸収を最小限に抑えて、余分な糖がカットされる。また糖の吸収量が少ないと、既に蓄積されている体脂肪が消費され、自然に体脂肪が減っていく。甘いものがやめられないダイエッターに最適の成分だ。近年、美容業界で最も期待されている素材のひとつといえる。