安静時エネルギー消費量は午後~夕方が一番高い

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2018.11.22

国際部

安静時代謝量(安静時エネルギー消費量)は、計測した時間によって異なるという研究結果が1119日、「Current Biology」オンラインに掲載された。

体内時計による代謝への影響がエネルギー支出に変化を与えるという仮説への新しいエビデンスが提示された。これは、シフト労働者などの食事や睡眠が不規則になりがちな人の肥満リスクの高いことを説明できるという。今回の研究では、7人の被験者を対象に、強制休止プロトコルを使用して、安静時エネルギー消費(REE)が概日変化するかどうかを調査した。このプロトコルでは、身体活動、睡眠覚醒周期、食事の影響を排除し、ヒトの安静時エネルギー消費と呼吸商の体内リズムを計測する初めてのもの。

その結果、安静時エネルギー消費量は、体幹部温度が最低になる深夜に相当する時間に最低に、12時間後の、午後から夕方に相当する時間帯に最高となった。さらに、呼吸商(RQ)もまた概日期によって変化することを見出した。こちらは、夕方に相当する時間に最も低くなり、朝に最も高くなった。

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