ナッツの摂取と体重増加抑制が関連

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2019.09.27

国際部

ナッツの摂取量と長期の肥満リスクとの関連を調査した結果が9月23日、「BMJ Nutrition, Prevention & Health」オンラインに掲載された。

現在、ナッツの健康効果が見直されており、その消費も増加傾向にあるという。今回の調査では、米国の医療関係者を対象とした大規模長期コホート3件の参加者を対象に、20-24年間の追跡調査による体重変化と4年ごとの調査によるナッツの摂取量の変化との関係を検討した。対象者は、1986-2010年「Health Professionals Follow-up Study」からの男性2万7 521 人、1986-2010年「Nurses’ Health Study」からの女性6万1 680人、1991-2011年「Nurses’ Health Study II」からの若年女性5万5684人で、いずれもベースラインで慢性疾患を認めなかった。

追跡調査の結果、3つのコホート全体の平均体重増加は0.32kg/年だった。 ナッツ摂取量0.5食/日(14g)の増加が、4年間隔ごとの体重増加の減少と有意に関連していた(ナッツ全体では0.19 kg減、クルミでは0.37 kg減、その他のナッツの場合は0.36 kg減、ピーナツでは0.15 kg減)。代替分析では、赤身の肉、加工肉、フライドポテト、デザート、またはジャガイモ(ポテトチップ含む)を0.5杯/日(14g)のナッツで代用する体重増加の抑制が確認された。

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