肥満手術で幸福感と生活の質が向上

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2022.01.20

国際部

肥満手術後の患者の幸福と生活の質を調査した結果が1月18日、「Advances in Experimental Medicine and Biology」オンラインに掲載された。

肥満手術は、病的肥満の患者の効果的な体重減少のための選択の治療法と認知されている。しかし、主に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を中心とした肥満手術が、メンタルヘルスに及ぼす影響についてはあまり知られていない。今回の研究では、肥満患者52人(女性92%)を対象に幸福感と一般的な生活の質(QOL)に対する肥満手術の影響を検討。体重減少、身体活動、気分、自信の認識、自尊心、およびその他の心理社会的持続性、肥満手術前後の一般的な生活の質に関連する感情的要因について調査した。

その結果、肥満手術による減量への持続的な有効性を確認し、体重の減少には身体活動の強化と肥満関連合併症および精神・感情的疾患の改善が伴うことが明らかとなった。特に、自信と自尊心の認識が明らかに改善され、より良い社会的相互作用とコミュニケーションがもたらされた。肥満手術による心理的改善は、幸福感と一般的な生活の質を向上させ、健康に良い結果をもたらす傾向があると結論付けられた。

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