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夕食に炭水化物多めで血糖値に悪影響?

ローカーボ・ダイエット(糖質=炭水化物制限食)という言葉も定着してきた昨今、肥満につながる炭水化物摂取のタイミングはいつかを評価した研究結果が3月8日、「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。

ドイツGerman Institute of Human Nutrition栄養学部のKatharina Kessler氏らは、肥満男性29人を対象に、炭水化物多めの食事は13:30まで、脂肪多めの食事は16:30~22:00とするグループと、その逆の脂肪多めの食事は13:30まで、炭水化物多めの食事は16:30~22:00とするグループに無作為に分け、4週間の実験を行った。

その結果、炭水化物多めの食事を16:30~22:00に取ったグループで空腹時グルコース障害および/または耐糖能障害のある男性では血糖値の上昇が確認された。正常な耐糖能障害ではこの現象は見られなかった。研究者らは結論として、夕食での炭水化物多めの食事は、耐糖障害のある男性では血糖コントロールに好ましくない影響を示すが、障害のない男性ではそうではないこと。またその結果、主に炭水化物の代謝障害を持つ男性では、大量の炭水化物に富む夕食を避けるべきであるとした。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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