英国政府の「減糖プログラム」に肥満抑制効果

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2019.05.8

国際部

英国政府が実施する「減糖プログラム」の効果を推定した研究論文が419日、「BMJ」オンラインに掲載された。

英国政府の「減糖プログラム(the UK government’s sugar reduction)」が、肥満、肥満関連疾患負担、および医療費にもたらす効果をモデル化研究で推定。データはイングランドの全国食事栄養調査の回答者1508人を用いた。

その結果、「減糖プログラム」完全実施が達成された場合、摂取カロリーは4-10歳で25kcal/日、11-18歳で25kcal/日、成人で19kcal/日の減少と推定された。肥満者の減少は4-10歳で5.5%、11-18歳で2.2%、成人で5.5%と推定された。モデルでは、10年間で51729年の質調整生存年が獲得され、糖尿病154550例が予防され、正味の医療費節減は28580万ポンドとなった。現在の食事パターンに大きな変更がない限り、英国政府の減糖プログラムにより、肥満および肥満に関連した疾患の負担が減少する可能性があることが示唆された。

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