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40%ピルビン酸ピーリングでニキビ改善

アジア人の尋常性ざ瘡(ニキビ)およびニキビ跡の瘢痕、色素沈着に対する40%ピルビン酸の有効性と忍容性を検討した試験結果が4月7日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

40%から70%の濃度のピルビン酸は、ニキビを含むさまざまな皮膚科の適応症へのピーリング剤として利用されている。しかし、アジア人へのニキビに関する有効性研究は不足している。

今回の研究では、アジア人、特にインド人におけるニキビ後の色素沈着過剰および瘢痕に対する40%ピルビン酸の有効性と忍容性を評価。活動性のニキビおよびニキビ後の瘢痕化および色素沈着過剰を呈する30人の患者を対象に、ケミカルピーリングを0~12週間の2週間隔で、ニキビ病変、瘢痕化および色素沈着過剰の客観的評価は、0、4、8、12および24週に実施した。

その結果、0週と比較して12週で面皰数が有意に減少した。同様に、丘疹数にも減少が見られた。ニキビスコアは12週で改善、色素沈着過剰は24週で改善した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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