コレステロール用のサプリメントの効果をスタチンと比較した結果が10月19日、「Journal of the American College of Cardiology」オンラインに掲載された。

高コレステロール値に対するサプリメントは一般的に使用されているが、その効果をスタチンと比較したエビデンスはない。今回の研究では、低用量スタチン（ロスバスタチン5mg/日）、プラセボ、魚油、シナモン、ニンニク、ターメリック、植物ステロール、紅麹のグループに被験者を無作為化し、ベースラインからのLDL-C変化率を評価した。被験者190例が試験を完了した。

その結果、ロスバスタチングループでのLDL-C低下率はいずれのサプリメントグループおよびプラセボグループに比べ高かった。ロバスタチングループとプラセボグループのLDL低下率の差は－35.2％だった。いずれの栄養補助サプリメントグループもプラセボグループに比べ有意なLDL-C低下を示さなかった。有害事象発生率はすべてのグループで同等だった。