飽和脂肪酸摂取と総死亡率が関連

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2019.02.8

国際部

総飽和脂肪酸および特定タイプの飽和脂肪酸の摂取と死亡率の関連を中国で初めて調査した結果が14日、「The Journal of Nutrition」オンラインに掲載された。

中国健康栄養調査(19892011年)から20歳超の女性7888人と男性6495人を対象に、前向き分析調査を実施。飽和脂肪酸摂取の累積平均は、調査の各ラウンドにおける24時間記録の3日に基づいて計算。多変量コックス比例ハザードモデルを用いて死亡ハザード比と信頼区間を推定した。中央値14年の追跡期間中に1011件の死亡が確認された。

その結果、総飽和脂肪酸および偶数鎖飽和脂肪酸の摂取量は、女性では総死亡率の上昇と関連していたが、男性では関連していなかった。四分位数の最下位と比較して、最高位のハザード比(95CI)は、全飽和脂肪酸では1.651.03-2.62)、偶数連鎖飽和脂肪酸では1.831.13-2.94)だった。奇数鎖飽和脂肪酸の摂取は総死亡率の低下と関連し、男性ではハザード比0.64、女性では0.59だった。さらに、中鎖飽和脂肪酸(中鎖脂肪酸)の摂取は男性の総死亡率の低下と関連していた(ハザード比0.64)。

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