株式会社アイスタイル 取締役 兼 CQO私の使命
インタビュー・山田メユミさん
監修:美容経済新聞
第22回「生活者としてアンテナを張る」
新たなサービスにアンテナを張って
生活者としての実感も仕事に活かしたい
「これからの社会はどうなっていくんだろう」という問いは、常にアンテナを張って自分なりに思考を深めるよう努めています。最近個人的に最も興味があるトピックは、シェアリングエコノミー系のサービスですね。カーシェアリングや『メルカリ』のようなCtoCの物販は典型的ですが、個人で所有するのではなく、自分が持っているものを提供して再利用する、あるいは使いたいものをレンタルして共有するようなサービスです。服にしてもバッグにしても、スタイリストがコーディネートしてくれて、服を提案してくれる。買ってもいいし、気に入らなければ返してもいいなんて効率的ですし、経済的にも節約できますよね。今後もたくさんの人に必要とされていくサービスだと思いますので、これからのより一層ニーズが高まるでしょうし、生活者として自分も実体験しておきたいなと思うので、こうしたサービスは積極的に使うようにしています。オンラインショッピングはもう生活になくてはならないものになっていて『Amazon』をはじめとして、食品や日用品など、毎日のように何かしらの荷物が届きますね(笑)。あとは『マイシェフ』という、個人向け出張シェフサービスもありがたい。これはプロの料理人が家に来てくれて、その家の台所で持参した食材で料理を作ってサーブしてくれるというサービスです。子どもがいるといいレストランには入りづらいですから、家でくつろぎながら美味しいものを食べられるというのはとてもありがたい。家でのママ友会にも人気があるようですが、とても必要とされているサービスだと思います。
社会が大きく変わっていくなかで、お店のあり方やサービスも変化していきます。オンラインで済むものと、店頭まで出向いて、価値あるサービスや商品を得る喜びを感じるという違いが、これからもっと鮮明になってくると思います。そうすると、実際に足を運んで行く価値のあるお店というのはどんなものだろうということになりますし、お店側の挑戦も活発になっていくでしょう。これは仕事上の研究的な興味半分、趣味も半分で、いろいろ見て歩いたり、利用したりするようにしています。
株式会社アイスタイル
取締役 兼 CQO
東京理科大学基礎工学部生物工学科卒業。
化粧品メーカーなどを経て、1999年に個人で発行していた化粧品のメールマガジンをきっかけに『@cosme』を企画立案、サイト立ち上げに参画。アイスタイルの共同創業者であり、現在も同社取締役兼CQOを務めるほか、経済産業省等の消費およびインターネット関連委員も歴任している。2017年より、株式会社かんぽ生命保険、セイノーホールディングス株式会社の社外取締役を務める。